遡。/KAKAZU



アイルの創業物語。




2013年3月17日。
通販サイトから一歩を踏み出したアイル。
初めて旅立った商品は、
海外から買付した「緑色のピアス」でした。


今夜は、
その日からもう少しだけ、
日を遡ります。



2012年。
僕は、10ヶ月間をかけて、
約35ヶ国を巡る世界旅から戻り、
沖縄で大学4年次へ復学。



この年。
Airiと「アイル」の構想が始まりました。



当時は知識とお金もなく、
沢山の友達や家族に
助けて貰いながら、
試行錯誤の連続。



そんな中でも、
今回は「お金」について。


大学生だった僕。
バックパッカーの世界旅は、
居酒屋のアルバイトで、
約100万円を貯めて、旅立ちました。

全てを使い果たし、
沖縄へ帰ってきたので、
全くの無一文です。




また数年間、アルバイトをしながら、
お金を貯めて、起業することも
考えましたが、
その時間が勿体無い。
今あるこの熱を早く、表現したい。と
思い立ち、僕の母へ、直談判。


創業の想いと、
必ず返す!と約束し、
100万円を借りました。


そのお金を握り締め、
海外買付の旅へ。
商品を仕入れ、
アイルの通販サイトを製作。
大学卒業と同時に、
開業を迎えました。
独学で突き進む毎日。




翌年、店舗を構える際に、
追加で50万円を借り、
合わせて、150万円。




Airiはよく、
「1億円までだったら、
借金しても大丈夫!」と
僕の背中を押してくれました。


それからは、
根拠なき自信だけで、
猪突猛進の日々。



そして、
数年後、しっかりと全額、
母へ返済させて頂きました。




現在、9年目を
歩み出しているアイル。
振り返ると、
この金額が、唯一、
お金を借りた資金となります。



創業後は、
銀行等からの融資を
受けることもなく、
ここまで歩んで来れた事は、
とても感謝でいっぱいです。



お金について語る事が
苦手な僕ですが、
未熟ながら、8年間の「経営」を通して、
お金の大切さを痛感する瞬間の連続です。




今から起業や、何かを初めたいと
思っている人へ。
アイディアと熱があるなら、
まずはお金を借りて、
歩み出す事も、悪くない。
その瞬間の”やる気”を大切に。
勿論、自分で資金を貯めて、
新しい事を始めるのも良き。







創業当時、
母の寛大なる助けがあった事で、
23歳の僕たちの一歩が始まり、
今こうして、歩み続けて来れています。






そんな母の命日が、
今月末、迎えようとしています。



恥ずかしくないよう、
自慢出来る生き方を。
あと11年と少し。
真摯さを。大切に。




ilu098
オーナー 嘉数



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